実際にAppストアやGooglePlayでアプリを検索し(英語でyamaha power tunerと検索するとすぐに見つかる)、自分のスマホにダウンロードしてみた。YZ450Fを買わなくても、無料で利用できるのが嬉しい。英語版のみだが、インターフェイスが分かりやすいので、英語が苦手な人でもすぐに使えそうだ。ちなみにダウンロード数は取材した11月末時点で、iTunesで約3000、GooglePlayで約1000とのこと。これは発売されたばかりの18年型YZ450Fの販売台数より当然ながら多い。
YZF-R1(2015年発売)で採用されたシステムというのは、GPSと一体になった無線通信制御ユニット「CCU(Communication Control Unit)」と、スマホアプリ「Y-TRAC」によるデータロギングシステムのことだ。R1での一番の売りはデータロガー機能、つまりラップタイムの自動計測や記録などを行い、それをスマートフォンやタブレットに転送して専用アプリで分析できるというものだ。