トヨタ自動車は、「第55回 技能五輪全国大会」にて、参加した10職種の内、4職種で金メダルを獲得したと発表した。技能五輪全国大会は、青年技能者の技能レベルの日本一を競う大会として、1963年から開催。55回目となる今大会は11月24日から27日の4日間、栃木県の宇都宮市体育館を含む県内17会場で開催され、42職種に47都道府県から約1300名が参加し技を競い合った。今大会、トヨタは松添美海(まつぞえみうみ)さんが木型職種で金メダルを獲得。同社が1966年に技能五輪に初参加して以来、女性社員では2人目という快挙を達成した。そのほかでは、阪田翔輝(さかたしょうき)さんが電子機器組立てで、八木沢柾哉(やぎさわまさや)さんが車体塗装で、由里浩毅(ゆりひろき)さんがITネットワークシステム管理で、それぞれ金メダルを獲得。なお、トヨタグループ全体では、合計8個の金メダルを獲得した。今回の技能五輪全国大会の結果を受けて、豊田章男社長は「若きエンジニアたちが、日々の鍛錬の中で、多くの壁にぶつかりながらも自分自身の限界を乗り越え、それが結果に繋がったことを大変嬉しく思っている。今後も、モノづくりを支え、発展させていくため、そしてもっといいクルマづくりのために、より高い技能を追求し続けて欲しい」とコメントした。
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