オリックス自動車は、9月25日から1年間、静岡銀行の店舗駐車場をカーシェアリングの拠点とする実証実験を実施すると発表した。銀行店舗の駐車場をカーシェアリングの拠点とする取り組みは全国でも珍しい。静岡銀行の4店舗の駐車場にカーシェアリングの拠点を設けて、オリックス自動車のカーシェアリング事業「オリックスカーシェア」として展開する。これにより、観光地における交通手段の一つとしてカーシェアリングの有効性を検証する。実証実験は、駅前など立地条件に恵まれた銀行店舗の特性を活用して、地域活性化に向けた事例としていく。伊豆半島での交通手段の拡充を図り、観光客の利便性を高める。また、観光客以外にも、自動車を保有していない地域の住民や出張で訪れるビジネスパーソンの移動手段としての活用も可能となり、公共交通機関との併用を推進することで、環境への配慮や交通渋滞の抑制などの効果も期待できるとしている。