英国の高級車メーカー、ジャガーカーズは7月14日、ジャガー『E-PACE』のワールドプレミアの舞台において、270度バレルロールジャンプを成功させ、15.3mを跳び、量産車によるバレルロールジャンプの距離でギネス世界記録を樹立した。進行方向を軸に車体をほぼらせん状に回転させながら跳躍するバレルロールジャンプは、E-PACEの敏捷性や正確性、パフォーマンスの高さを実証する目的で行われたもの。E-PACEのギネス記録の舞台となったのが、英国ロンドン市内のイベント会場「ExCeL」。バレルロールジャンプを成功させるために欠かせない160mの踏み切り台と着地台を設置できるほどの広さを持つ、英国でも数少ない会場のひとつ。運転を担当したのは、ベテランのスタント・ドライバー、テリー・グラント氏。彼は数多くの映画でスタント走行を成功させており、これまでに23個ものギネス世界記録を保持している。バレルロールは困難な挑戦であり、正確な踏み切り速度など、数か月にもおよぶテストと分析を行い、詳細を詰めていった。ジャンプを実施する前に、毎回CADを用いて斜面を綿密にモデル化。テリー・グラント氏には、270度回転する間に5.5Gもの重力がかかり、正確な速度で空中に飛び上がるためには160mの踏み切り台を必要とした。そしてE-PACEは、ダイナミックに回転しながら15.3mものロングジャンプに成功。量産車で最長のバレルロールを成功させたとして、ギネス世界記録に認定されている。テリー・グラント氏は、「私の知る限り、実際にバレルロールを完全に成功させた量産車はこれまで1台もない。だからこそ、自分の手でそれを成し遂げたいという思いを抱いてきた。『PACE』ファミリーの新たな章の始まりに携わることができたのは、素晴らしい体験」とコメントしている。
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