ライダーや自動車愛好家向けに、アパレルから小物などに至るまで心憎いアイテムを揃え、根強いファンも多いモトーリモーダ。この程、賃貸ガレージハウスを手掛けるガレントコーポレーションとのコラボレーションで、ライダー向けのガレージハウス「ガレント葛飾立石★ライダース」のプロデュースを手掛けるという。そこに注がれるモトーリモーダの岡林社長の思いの丈を東京銀座のお店で伺った。「海外へ出張に行ってもクルマやバイクの話になります。そんな方、会社の社長さんだったりするわけですが、ガレージを見せていただくこともしばしば。私たちもモトーリモーダとして皆様にご愛顧いただいて今年で10周年目を迎えます。そんな節目に、アイテムの紹介から一歩踏み込んでライフスタイルの演出のようなことをしてみたいと考えていたところでお誘いをいただきましたので、是非!ということになりました」と話す岡林社長。続いてそのこだわりポイントを聞いた。「せっかく私たちが手掛けさせていただくことになったので、ぜひともモトーリモーダらしさを織り込みたいですね。バイクの匂いを散りばめるというか、単なる保管場所ではないんだぞ、という空間に仕上げたいんです。部屋のあちこちにバイクのパーツをあしらったりしたいですよね」。今回のことで岡林社長もいろいろバイクのパーツにもより詳しくなったそうだ。「床を滑りにくい材質にするといったユーザーの視点も織り込みつつ、よりスタイリッシュに、ファッショナブルにバイクとの時間を過ごすことができる基地のような空間にしたいのです。機能的なだけでなく、ウェアをディスプレイできるスペースを設けるというようなことも盛り込んでいきたいですね」。ファッション性だけでも機能性だけでもないというのは、まさにユーザーとともに歩んできたモトーリモーダらしさということなのかもしれない。こんなお話もしてくださった。「これからのことを考えると、今回の試みは、不動産にとっても、私たちにとっても意義深いことだと思います。日本ではまだまだですが、50歳代から60歳代の方に響く自動車やバイクの懐かしいスタイルを現代の、しかも日常身に着けるものとして広まるというムーヴメントはヨーロッパではかなり前からあった動きです。『自動車文化』とことさら口に出して言わずとも根ざしていた証でしょう」。「一方不動産の環境を見ても。今後人口が徐々に減っていき、需要が今のまま続くという見通しは立ちにくい。そんな中ガレントさんの物件は、ほかにない付加価値を持ちつつ、一部のお金持ちの為だけのものというわけではなく、周辺の相場を考えてもリーズナブルな賃料設定。一般不動産としても見劣りしない、質感や装備を持っている」「もっと賃料が高い物件や、単なるレンタルスペースレベルなら、ライダー向け物件は都内でも最近すでに増えている。しかし比較的リーズナブルに、バイクと共に暮らすという贅沢を味わっていただける物件というのは、私たちの目指すところと近いものを感じたのです。今回ライダー向けのガレントをプロデュースという形で一緒に進めているわけですが、今後こういうものがもっと増えていけばいいなと思いますね」