4月19日、オートアフターマーケット活性化連合(AAAL)は、今年で9回目を迎える「洗車の日」啓発イベントを関越自動車道パサール三芳(上り線)にて行った。AAALでは毎年4月28日を「よいつや」で「洗車の日」と定め、手洗い洗車の推奨を行っている。当日は、パサール三芳の建物入り口や、通路、オートバックスPasar三芳店内などで、洗車の手順を紹介した小冊子や洗車グッズのサンプルなどが配られた。洗車グッズは、AAALに加盟するメーカーから提供されたもので、吹上クロスやガラスコーティング剤などバリエーション豊かだ。日本オートケミカル工業会の渕田昌嗣理事(武蔵ホルト社長)は、「“洗車の日”は毎年1300店舗でキャンペーンなどが開催されているが、回数を重ねるに連れ、カー用品業界だけでなく、他の業界やエンドユーザーにも広くアピールしていく方向に移行している。今回は、より一般の方にもアピールできる所で、ということでパサール三芳で開催するに至った。メーカーも協力的に参加しており、カー用品業界の活性化にもつながっている」と話す。自動車用品小売業協会の小林喜夫巳会長(オートバックスセブン社長)は、「車に関心を持ってもらう一番の近道が洗車で触ってもらうことだと思う。触ってもらえば、車に対する愛情が湧くし、傷にも気づくことができる。車関連の用品に興味を持ってもらう入り口として、洗車に取り組んでもらう日をもうければ、お客様にとってのきっかけ作りになるのでは…ということで、業界全体を活性化させる意味でスタートした。今後もっと浸透させていくために、お子さんと一緒に洗車しましょうといった呼びかけやイベントも行っていきたいと考えている」とした。また、全国自動車用品工業会の西脇保彦理事長(ボンフォーム会長)は、「車は自分の体と同じと思って、きれいにして出かけるのが大事。ラグビーワールドカップや東京オリンピックも控えているので、AAALが一生懸命こういう活動を続けて認知を広げ、海外の人にもきれいな日本の車を見てほしい。オリンピックまで続ければ相当浸透してくるのではないか」とコメント。来年は10回の節目となる「洗車の日」だが、AAALとしては東京オートサロンへのブース出展も検討しているとのこと。より一般ユーザーへの認知拡大を目指すとしている。