自動車の検査・登録、保管場所証明、納税などの手続きをオンラインで一括申請できるワンストップサービス(OSS)の対象が、4月3日から拡大される。国土交通省が発表した。OSSは従来、新車を購入した際の手続きのみが対象だったが、今後は中古車売買、継続検査(車検)、住所変更などの手続きもOSSの対象となる。OSSを利用できる対象地域についても全国11都府県にとどまっていたが、対象手続きの拡大にあわせ、継続検査については全47都道府県で一斉に、その他の手続きについても順次拡大する。自動車の手続きは、検査・登録が国土交通省、保管場所証明が警察、税が国・県と複数の官署にまたがり、手続きが複雑なものとなっていた。OSSの対象拡大により、自動車関係手続きをより簡単、便利、迅速に行うことができるようになり、今後は自動車ユーザー自ら申請することが増加し、手続きを代行しているディーラーや指定整備工場などの業務負担軽減が期待されるとしている。