Clarion『Full Digital Sound』が“フルデジタル3ウェイ”へ …。その音を聴いたプロに訊く!
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2017年3月14日、静岡県にて開催された『イースセミナー&ショー2017』の会場で、“フルデジタル・3ウェイ”を可能とするClarion『Full Digital Sound』のニュー“ミッドレンジ・スピーカー”の試作機が初披露され、サウンドデモも行われた。
当サイトでは、3ウェイスピーカーシステムにおいて中域再生を担当する“ミッドレンジ・スピーカー”が、Clarion『Full Digital Sound』にも加わるというこのニュースを、同イベントの開催直後に速報でお伝えした。今回はそれに引き続き、その音を実際に耳にした、カーオーディオ・プロショップ代表の方々の声をご紹介していく。彼らはこれをどう評価し、何を期待するのか…。じっくりと訊いてきた。
なお、『イースセミナー&ショー2017』とは、数々の人気海外カーオーディオブランド製品を正規輸入販売する、そして『Full Digital Sound』の販売も手がけている「イース・コーポレーション」主催のイベントだ。販売店スタッフを中心とする約200名ものカーオーディオ関係者を全国から集め、毎年春に執り行われているものである。
さらには、もっと廉価なバージョンや、パワードサブウーファーなども出てきてほしいとも思っています。『Full Digital Sound』が今よりもっと身近な存在になれば、エントリーユーザーを今以上に取り込めると思うんです。
今後もClarion『Full Digital Sound』を、多くの方々にお薦めしていきたいと思っています。“フルデジタル・ミッドレンジ”の登場によってこれが今以上に光を放てば、そのスピードも加速するでしょうね。期待したいです」
■「進化を続けて、刺激を与え続けてほしい」by“ルロワ”代表・小山さん(愛知県)
小山「Clarion『Full Digital Sound』は、2016年のカーオーディオ市場に大きな刺激を与えてくれたシステムです。そして今また、“フルデジタル・ミッドレンジ”で話題を振りまいてくれています。このこと自体がとても素晴らしいことだと思っています。
ところで“フルデジタル・ミッドレンジ”ですが、『Full Digital Sound』ユーザーの中には、2ウェイで完結させたいと思っている方もいらっしゃいます。なので、すべての方に必要なものではないのですが、しかしながら、“もっと良い音にできる”アイテムがあるとないでは違いが大きいと思います。もっと良くしたい、発展させたいとなったときに、その思いに応えられるユニットが出ることは、とても良いことだと思うんです。
またそれとは別に、既存のスピーカーの進化版の登場にも期待しています。そうなれば、よりハイエンドなサウンドを追求したいと考えるユーザーにも、『Full Digital Sound』が選ばれるようになると思うんです。このシステムには、省電力、省スペース等々の利点があります。これらの利点を、ハイエンドを追求したいと考えたときにも享受できるようになればいいと思っています。
“フルデジタル・ミッドレンジ”の登場も、その方向に繋がることなので、完成が今から楽しみです。
Clarion『Full Digital Sound』には、大きな期待を寄せています。当店のデモカーでも現在『Full Digital Sound』を搭載していて、納得のいくサウンドも出せています。利点も多いですし、何より、革新性があり、わくわくできるシステムなので、今後も進化し続けて、我々に刺激を与え続けてほしいですね」
実際の製品では、取り付け性のさらなる向上が図られているとうれしいですね。試作機は、4点で四角形を形成するようにしてユニットを固定していましたが、そうでなく、円形に取り付けられるようにしてもいいのかなと思いました。また、エンクロージャーと一体化させても面白いと思うんですよね。ダッシュボードの上にポンと置けるような仕様になっていると、取り付けのハードルはぐっと下がりますし。簡単に付けられたほうが、『Full Digital Sound』のメリットが活きてくると思うんですよ。
Clarion『Full Digital Sound』が可能性を秘めていることは確かです。“フルデジタル・ミッドレンジ”の登場により、ますます魅力が増すことを、心から願っています」
《太田祥三》