日産自動車は3月20日、ドイツ・ハノーバーで開幕したITビジネスに特化した世界有数の国際見本市「CeBIT」において、最新の自動運転技術を発表した。日産は「シームレス・オートノマス・モビリティ」と呼ばれるシステムを開発。ロボットを視覚化して監視するために開発されたNASAのVERVE技術を導入している。NASAのロボットは、予測不可能な未知の環境において、自動運転技術を使って障害を避け、安全な走行路を計算。地形上、自動運転による判断が困難ならNASAの管理者が望ましいルートを作成し、従うように指示を出す。日産も同様に、自動運転車が障害を回避して、走行する。会場には、『リーフ』をベースにした自動運転のプロトタイプ車を展示。欧州日産のPonz Pandikuthira副社長は、「自動運転技術が未来のモビリティに革命を起こす」と述べている。