グーグル(Google)の自動運転車開発部門、「ウェイモ」は2月24日、ウーバーテクノロジー(以下、ウーバー)とオットーの2社を提訴した、と発表した。ウーバーは、配車サービス大手。オットーは自動運転技術を開発する企業で、グーグルを退職したアンソニー・レバンドウスキー氏が、2016年5月に立ち上げた。ウェイモによると、アンソニー・レバンドウスキー氏は2016年1月、グーグルを退職する際、自動運転車の中核技術のひとつで、レーザー光を使って車両の周囲の物体までの距離などを検知する「LiDAR」(ライダー)と呼ばれる技術の設計図など、1万4000点以上を持ち出したという。このため、ウェイモはオットーと、2016年にオットーを買収して傘下に収めたウーバーの提訴に踏み切った。ウェイモは両社に対して、損害賠償などを求めている。