国土交通省は、道路標識、区画線、道路標示に関する命令の一部を改正すると発表した。国交省では、高速道路に路線番号を付すことによりわかりやすい道案内の実現を目指す「高速道路ナンバリングの実現に向けた提言」、本線への入口の誤認識による逆走予防の必要性、スマートIC(インターチェンジ)の利便性向上の必要性などを踏まえ、道路標識、区画線、道路標示に関する命令を改正する。具体的には高速道路の路線番号を案内する標識を新設する。一般道路上の「方面と方向」などの案内標識に高速道路番号を表示できることにする。また、サービス・エリア、駐車場から本線へ進入する際の入口の誤認識による逆走予防のため、英語表記の適正化を含め、本線への入口を示す標識を新たに規定する。スマートICの利便性向上や非ETC車の誤進入による逆走を予防するため、英語表記の適正化も含め「入口の方向」、「方面と出口の予告」などの案内標識に出入口が「ETC専用」であることを表示できるようにする。さらに、出口ICの間違いによる逆走予防のため、高速道路上の「出口の予告」案内標識で必要に応じてIC名称と行き先地名を分離して表示できることとする。道路標識、区画線、道路標示に関する命令の一部を改正する命令案について一般から意見を募集する。2017年1月7日まで。