出光興産と昭和シェル石油は、一部報道で経営統合に向けて先行して資本・業務提携すると報じられたことに関して「現時点で公表する様な決定事項はない」とのコメントを公表した。両社は経営統合することで合意しているが、出光興産の大株主である創業家が合併に反対しており、暗礁に乗り上げている。12月7日付けの日本経済新聞朝刊で、経営統合に向けて出光興産、昭和シェルがそれぞれ2割前後を相互出資して製油所などを一体運営すると報じられた。これを受けて両社は「両社ステークホルダーへの説明をはじめとする経営統合に向けた検討を進めているが、現時点で公表する決定事項はない」としている。