IHIグループ会社のIHI運搬機械は、東京と大阪の2カ所でマンション内の機械式駐車場の空車室を活用、居住者専用カーシェアリングサービスの実証実験を開始したと発表した。サービスはスマートフォン・アプリを使って車の予約・開錠・施錠の操作が可能なIoTデバイスを取り付け、システムで予約/貸出し管理を行なえるカーシェアリングサービス。利用者をマンションの居住者に限定することでセキュリティを維持したカーシェアリングとして展開、敷地内を利用することにより利便性の高いサービスを提供するとしている。実証実験は、IHI運搬機械が納入・保守を請け負う顧客駐車場設備について空車室を有効活用、利用促進につなげる新しいコンセプトとして開始するもので、事業性を検証する。IHI運搬機械は機械式、自走式などの立体駐車場総合メーカー。実証実験は2017年10月31日まで1年間、東京・中央区と大阪・都島区の各マンションで1台づつで実施する。