アスナル(宮崎慎也社長、神奈川県川崎市)は、業界活性化を目的に、10月22日(土)に千葉市のちば仕事プラザ・テクノピラミッドで「第6回カーディテイリングセミナー」を開催した。6回目となる今回は、関係者など全国から84社およそ130名が集結した。 セミナーは、ルームクリーニングやインテリアリペアなど、さまざまなテーマに沿った講演や実演が展開された。セミナーの他、コーティング剤・リペア機器・クリーナーなどさまざまな商材がブース出展し賑わいを見せた。和やかな雰囲気のなか、セミナーの合間や昼食時には来場者同士の情報交流の様子も見られた。また、仕事に役立つ新商材やツールや情報などを紹介するコーナーも設けられ、イベントの最後には恒例となっている協賛社提供の目玉商品を競うジャンケン大会が行われ幕を閉じた。来場者からは早くも次回開催に向けて「セミナーだけでなく親睦会も開催してほしい」などの期待の声も寄せられた。「次回の開催も是非ご期待ください」と宮崎代表はコメントしている。◆セミナー1 ケルヒャージャパン「専用機材を使ったルームクリーニングの効率性について」ルームクリーニングをしっかり行うことで中古車の販売、オークションでの出品の際に中古車の価値を上げることができる、パワフルな洗浄力で作業時間を短縮できる高圧洗浄機や、カーペットやシートのシミ取りに有効なリンスクリーナー等の実演を行った。◆セミナー2 ロックペイント「自動車補修塗膜と不具合事例の解説」物体の保護や美観の付与の他、商品価値の維持や向上のための車両の復元作業に使われる自動車補修塗装。自動車補修塗料では、国内トップクラスのシェアを誇るロックペイント。同社による補修塗装の工程や商品紹介などが行われた。◆セミナー3 カーメイクアートプロ「スプレー工法の次世代プロテクションフィルム“スクラッチガード”の解説」キズ自己修復も可能なスプレー式のプロテクションフィルム「フェニックス スクラッチガード・クリアー」。これまでのプロテクションフィルムの常識を覆すスプレー式のプロテクションフィルムで、塗った後でも剥がせる全く新しいこの塗料は、傷が入った場合でも、ペーパーやポリッシャーによる研磨で修復ができ、70~80度の熱を当てると小傷を自己修復も可能。◆セミナー4 エムズファクトリー「インテリアリペアレザーやクロス補修の実演と今後について」オークションや車両販売においても価値を高め、業種の幅を広げることができるインテリアリペア。キットを使用し、コゲ痕などのクロスリペアや補修についての実演を行った。◆セミナー5 新商材の紹介タイム今回は、様々な仕事に役立つ新商材やツールや情報などを紹介するコーナーが設けられた。今後ディテイリング事業者が、建築関連ビジネスとしても活用できるアルティザンの液晶調光フィルム「アートフィルム」の紹介や、グラスウェルドジャパンによるサイドミラーの超撥水コート剤「ウェットレスミラーコート」の紹介の他、ビルメンテナンス関連商品を展開する加藤産業からは、腰部サポートウエア「ラクニエ」の紹介が行われた。◆セミナー6 アスナル「カーディティリングにおける補助金・助成金の活用について」現在、全国の自治体でさまざまな助成金や補助金制度があるが、実際にどのような補助金が活用できるのかを今までの実例を交えながら紹介した。また、日本の自動車メーカーが海外市場で利益を上げる体質にシフトしていく中、「ゼロをプラスにするビジネス」として注目されていくカーディテイリングとカーアフターマーケットの今後についての講演も行われた。