ワールドスタイル(大阪府箕面市)の尾島康弘社長が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で2016年12月2~4日の3日間にわたって開催されたクリーニングの総合展示会「クリーンライフビジョン」の最終日にセミナー講師として登壇。会員制の高級洗車ビジネスを確立し、「洗車ソムリエ」という肩書を生み出したことでも話題を集める人物が、異業種の立場から約45分間の講義を行った。◆自らの経験談をもとに熱弁現在44歳の尾島氏は、洗車機の営業などを経て30歳で独立。その後、クルマ1台しか置くスペースのない家賃3万円の倉庫から洗車業を開始した。「貯金もコネもない」という状態で起業し、いまや「会員制の高級洗車」というブランディングで自動車業界から注目を集める人物の一語一句に、聴講者は真剣に耳を傾けた。セミナーは、自らの経験談をもとにしたビジネスの話を中心に展開。「高級洗車」を思いついたのは、お客様からの「(尾島氏の店の)サービスはとてもいいから、もっと金額を上げてもいいんじゃないか?」という一言がきっかけになったというエピソードなどが語られた。◆洗車の世界大会設立構想なども披露会場には日本洗車ソムリエ協会会長を務めるアペックスの郡司公生社長も姿を見せた。講義後には郡司社長と尾島氏に加え、引き続き知識提供の場を設けてほしいという聴講者の3人で話合う姿が見られるなど、クリーニング業に携わる参加者に確かなヒントを示したようだった。これからの洗車ビジネスのポイントが室内洗浄にあると考える尾島氏は、今回は講師という立場ながら「クリーニング業界の技術は高い。洗車にも取り入れられるものがある」と、逆に学ぶことが多いという意見も口にした。今後、洗車の世界大会を設立する構想なども披露した。◆3月の「国際オートアフターマーケットEXPO」でも講演を予定3月15日(水)~17日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第15回 国際オートアフターマーケットEXPO2017」の会期2日目(16日)にもセミナー講師を務めることが決定。ここでは「洗車ビジネスの最前線『高級洗車会員制度のビジネスモデル』」と題した講演を行う予定だ。同じ自動車業界関係者が大半を占める会場で、さらに踏み込んだ内容が語られることも予想される、必見のプログラムだ。新たなビジネスモデルを創出した経験・ノウハウなどを様々な場所で伝えることで、洗車業界、ひいては自動車業界のさらなる発展に繋げる。
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