資源エネルギー庁が発表した9月の石油統計速報によると、燃料油の国内販売は前年同月比4.9%減の1343万キロリットルと12カ月連続で前年を上回った。油種別では、B・C重油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油が前年割れとなった。燃料油の生産は同1.8%増の1459万キロリットルと前年を上回った。油種別にみると、ナフサ、ジェット燃料油、軽油、B・C重油は前年を上回ったが、ガソリン、灯油、A重油が前年を下回った。燃料油の輸入は同35.4%減の205万キロリットルと8カ月連続で前年を下回った。輸出は308万キロリットル、同5.9%増と前年を上回った。この結果、燃料油の在庫は1087万キロリットル、同3.0%減と14カ月連続で前年を下回った。油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油、灯油は前年を上回ったが、ナフサ、軽油、A重油、B・C重油が前年を下回った。9月の原油輸入量は1544万キロリットル、同0.8%減と3カ月連続して前年を下回った。