国土交通省は、宅配便の再配達を削減するため、「道の駅」を活用した社会実験を開始すると発表した。トラックドライバー不足が進行する一方で、Eコマースの進展に伴って宅配便取扱個数が急速に増加している。また、宅配便の約2割が再配達となっており、再配達の削減が輸送の効率化に向けて重要な課題となっている。今回、都心部の鉄道駅で設置が進みつつある再配達用の宅配ロッカーを、地域の拠点である「道の駅」に設置し、地方部での再配達削減のスキームとしての可能性を検証する社会実験を官民連携で実施する。10月24日から「道の駅 庄和」(埼玉県春日部市)に再配達用宅配ロッカーを設置する。社会実験は2018年3月末まで。