クラウディアンなど4社は、ビデオカメラの撮影映像から高速道路を走行する車種をAI(人工知能)で自動判別し、六本木のビル屋上に設置されたビルボードに車種別の広告配信をする実験に成功した。今回の実験は、クラウドオブジェクトストレージ製品を展開するベンチャー企業であるクラウディアンが、電通、スマートインサイト、Quanta Cloud Technology Japanとともに、JESCO CNSの協力を得て進めている共同プロジェクトだ。ディープラーニングを使い300車種以上、数千枚の自動車画像を使い学習させ、同社の次世代ストレージ「CLOUDIAN HyperStore」に走行車種を自動認識するためのシステムを構築。自動車のメーカー名、車種の分類、モデル名などを高精度かつリアルタイムに認識・判別することで、通行状況に最適化された内容で、タイミングよく広告を表示させることに成功した。今回の成果は、大規模な屋外ビルボード広告だけでなく、商業ビル、ショッピングモール、アウトレットの駐車場に設置されるディスプレイへの広告配信も応用可能。また、時間帯別・車種別交通量や走行速度も自動的に計測し、数値化することが可能になるため、常時正確な交通量の把握できるようになり、道路監視やターミナルの混雑状況把握など、汎用的な交通量調査などへの応用も期待される。
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