トヨタ自動車は9月28日、新型コンパクトSUV『C-HR』日本仕様の概要を初公開。11月上旬からWebで先行商談受付を開始し、2016年年末より発売すると発表した。C-HRは、2014年パリモーターショーでのコンセプトカー初出展以来、2015年開催のフランクフルトモーターショーなど、欧州を中心に披露。日本では、2015年 東京モーターショーでの出展から約1年を経て、市販モデルの日本仕様初公開となる。エクステリアデザインのコンセプトは、「センシュアル スピード-クロス」。「ダイヤモンド」をモチーフに強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比による立体構成で、スピード感あふれるボディ、SUVのたくましい足回りを表現したほか、質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に響く意匠を追求している。インテリアデザインのコンセプトは「センシュアル-テック」。インストルメントパネルからドアトリムまで繋がるソフトパッドや金属調オーナメントなどにより、広がりのある空間を表現した。また、メーターを中心とした操作パネルをドライバーに向けて配置。あらゆる運転操作をスムーズに行えるよう、直感的に操作しやすいレイアウトとし、運転に集中できる空間を実現している。走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGAの取り組みのさらなる進化により、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現し、優れた操縦安定性・快適な乗り心地を達成した。なお、グレード体系は、1.8リットルハイブリッドシステムを搭載した「G」「S」と、1.2リットルターボエンジンを搭載した「G-T」「S-T」の計4グレードを設定する。安全性能では、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御付)、オートマチックハイビームをセットにした衝突回避支援パッケージ「トヨタ セーフティ センスP」を全車標準装備。ブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックアラート、クリアランスソナー&バックソナーなども装備する。なお発売に先駆けて、11月26日に富士スピードウェイで先行試乗会を予定している。
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