オートモビル カウンシル 2016 で日本初公開されたマクラーレン『570 GT』。会場では、同社デザイン・オペレーションズ・マネージャーのマーク・ロバーツ氏が、GTにおける“6つのポイント”を語った。F1で培ったテクノロジー・専門知識を投入したハイパフォーマンスGTカーの6つのポイントとは、デザイン、エアロ、ライトウェイト、ユーザビリティ、クラフトマンシップ、ドライビングだ。まずマクラーレンにおけるGTの定義について、マーク氏はこう伝えている。「GTとは、スピードと快適さを保ちつつ、大陸を越え、さらに求められたときにはドライビングのスリルを与えてくれるクルマ」マーク氏は、570 GT のデザインについて「驚くことにデザインスケッチと実車がほとんど変わらない。エレガントなラインと、シンプルなフォルムでまとめている」と、エアロについては、「鳥類やロケットのように、エアロダイナミクスのルールを理解してデザインすることが大事。この 570 GT にも、こうしたルールのうえで空力が考えられている」と語った。ライトウェイトについては「経済性、さらに“速さ”を軽量化することで無料で手に入る」とマーク氏。全モデル共通のカーボン・ファイバー・シャシーを採用。その重さは「わずか75kg」で、乾燥重量1350kg。この軽さによって、パワー・ウェイト・レシオ422PS/トン、0-100km/h加速3.4秒を発揮。また、日常使いも重視し、燃費は10.7リットル/100kmを実現させた。ユーザビリティについては、「アクセス性を改善。出入りを重要視した。位置を低くして、ドアの開閉についても改良を重ねた。ドライバーまわりのデザイン、前方の視認性も進化。すべてドライバーのまわりでコントロールできる操作性も重視。センターコーソールなども改善した」とマーク氏はいう。このGTの特徴のひとつに、リアのガラス・ハッチがある。右ハンドル仕様は左開き、左ハンドルは右開きとなるハッチを開けると、革張りのツーリング・デッキが現れる。ここには220リットルという容量のスペースが用意されている。「職人が11日かけてていねいにつくるクラフトマンシップ」(マーク氏)というこのGT。570 GT のすべてのセットアップは、一般道路や高速道路でのドライビング向上を目的とし、悪条件の路面でも、スーパーカー・レベルの走りと乗り心地を両立させているという。
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