NEXCO西日本は、2015年度の管内サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)での忘れ物の状況を取りまとめた。それによると、2015年度1年間の忘れ物・落し物に関する問い合わせは約1万9000件、1日あたり約50件あった。SA・PAでの忘れ物・落し物ランキングは、1位が財布類で2832件、2位は携帯電話類の2619件、3位は衣類・履物類の2530件だった。場所別に見てみると、トイレでは携帯電話類、かばん類、財布類、衣類・履物類、生活用品類が多い。また駐車場では衣類・履物類、鍵類、携帯電話類が、休憩所やスナックコーナーでは衣類・履物類、かばん類、生活用品類が多くなっている。月別件数は、お盆の交通混雑期となる8月が最も多く、2015年8月の上位は財布類345件、携帯電話類338件、衣類・履物類301件となっており、この3分類で全体の4割を占めている。また冬期は、衣類・履物類の忘れ物・落し物が多くなる傾向にある。NEXCO西日本では、高速道路を利用する機会が増えるこれからの時期、快適な旅行のためにも忘れ物には注意するよう呼びかけている。