いすゞ・UDの「純正リビルド」の深化から、現場の困り事に応える特化型ソリューションまで、リビルドは「多様化」のフェーズに…IAAE2026 | CAR CARE PLUS

いすゞ・UDの「純正リビルド」の深化から、現場の困り事に応える特化型ソリューションまで、リビルドは「多様化」のフェーズに…IAAE2026

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いすゞ・UDの「純正リビルド」の深化から、現場の困り事に応える特化型ソリューションまで、リビルドは「多様化」のフェーズに…IAAE2026
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2026年2月12日(木)~14日(土)まで開催された「第23回国際オートアフターマーケットEXPO2026(IAAE2026)」において、来場者の注目を集めていた商材の1つに「リビルトパーツ」がある。

最新の統計によれば、令和7年3月末時点の国内の自動車(軽自動車を除く)の平均車齢は9.44年、貨物車においては12.13年と、初めて12年を超えた。年々、車両の「高齢化」は進んでおり、部品供給の維持や修理コストの抑制がこれまで以上に切実な課題となっている。

こうした背景から、従来の「新品の代替品」という枠を超え、多様化するリビルトパーツについて、今回のIAAE2026の出展内容から最新のトレンドをレポートしたい。

IAAEに揃った多彩なリビルド関連商材

会場内では、多種多様な最新のリビルトパーツが出展されており、多くの出展企業がその技術力をアピールしていた。どの出展品も機能・品質ともに新品に引けを取らない仕上がりの製品が並び、日本が誇るその精巧な再生技術に、海外からの来場者も興味深そうにブースを眺めている姿が印象的だった。


業界トップクラスのリビルトパーツの品揃えを誇る株式会社ながおテクノのブース
株式会社ながおテクノのフロントドライバーシートのリビルト品
エンパイヤ自動車株式会社ブース内に展示されていた株式会社トラストバースのリビルトハイブリッドバッテリー
エンパイヤ自動車株式会社がプライベートブランドとして展開する「Techno Power」の各種リビルトパーツ
販売から四半世紀となった大和産業株式会社のトラック向けリビルトクラッチカバー
同じく販売から四半世紀となった大和産業株式会社のトラック向けリビルトウォーターポンプ

「稼動」を守るメーカーのプライド…深化が進む「純正リビルド」

IAAE2026のリビルトパーツに関する大きな潮流の一つが、自動車メーカー自身が手掛ける「純正リビルド」の深化だ。いすゞ自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市/南真介代表取締役 取締役社長 COO)は昨年のIAAE2025の初出展に続き、2年連続で同社の純正リビルトパーツ「いすゞ E-PARTS」を出品。自動車メーカーならではの新品と同等の品質保証を背景に、エンジンやミッションなど商用車にとって最も重要な「稼動」を最大化し、整備時間を短縮するソリューションとしてリビルドを位置付けていることを強くアピールした。





なお今回は、2021年4月からいすゞグループ入りしたUDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市/伊藤公一代表取締役社長 兼 CEO)も共同出展という形で、IAAEに初めて出展。同社のリビルトパーツは「設計段階から将来の再生を織り込む」という欧州由来の高度な思想に基づいて作られており、例えば、シリンダーヘッドに研磨再生に耐えうる十分な肉厚を確保するなど、工学的な裏付けを持った再生を可能にしている。また、いすゞグループ入りによる物流の最適化や、グローバルな再生スキームの活用により、信頼性の高い製品を市場に供給し、商用車アフターマーケットの持続可能性をいすゞ自動車ともに高めていくという意向を出展を通じて示した。



UDトラックスの上尾工場で製造されている11Lのリビルトエンジン

自動車メーカーであるいすゞ自動車とUDトラックス両社が取り組むリビルトパーツ事業は、リビルドに対するアプローチや考え方こそやや異なるものの、業界活性化の意味でも今後のリビルトパーツの潮流の変革という意味でも大変興味深い事例である。両社の今後の取り組みや展開に注目していきたい。

ニーズから生まれたソリューション:輸入車DPFの「救世主」

リビルドは整備現場の具体的な「困り事」に対する解決策としても多様化が進んでいる。その好例を示していた出展者の1社が、豊田通商グループの株式会社ティー・エー・エス(本社:愛知県名古屋市/入川史郎代表取締役社長)が提供する「DPF燃焼再生サービス」だ。


近年、輸入ディーゼル車のDPF詰まりは深刻な課題で、交換には30万~40万円もの高額費用がかかるケースも少なくなく、対応できる事業者も限られている。ティー・エー・エスはこのニーズに着目し、水洗いではなく、エンジンと同等の温度帯で煤を焼き切る独自の「燃焼再生方式」を提示。素材を傷めずに新品に近い90%以上の回復率を実現するだけでなく、複雑な形状の輸入車用DPFでも、精密なレーザー溶接技術で切断・再結合を行うことで、1mmの狂いもなく復元することを可能にしたという。まさに、構造と素材を知り尽くした「再生のプロ」による、リビルドの多様化を感じさせるサービスと言える。




燃焼再生後のメルセデスベンツのDPF

車齢や保有年数の伸長に伴い、リビルトパーツは「品質」「環境」「技術」を兼ね備えた戦略的な選択肢へと進化を遂げている。自動車メーカーが主導する信頼の再生から、特定ニーズに応える高度な技術力まで、IAAE2026で示されたリビルドの多様な広がりは、これからの自動車アフターマーケットの可能性を明るく照らしているように思えた。

《カーケアプラス編集部》

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