イタリアのアルカンターラ社は、ミラノデザインウィーク2025において、デザイン、創造性、イノベーションの融合を体現する3つの主要プロジェクトを展開した。
ミラノのADIデザインミュージアムでは、「カー・デザイン・アワード 2025」の授賞式が開催された。これに合わせて、アルカンターラ社は「レ・イコーネ」と題した特別展示を披露。この展示では、アルカンターラを象徴的なマテリアルかつ芸術表現の形として紹介し、日常的なオブジェクトが独創的で魅力的な作品へと変貌する様子を展示している。

展示には、自動車デザイン用テクスチャーの「センサリーフレーム」、ストーンアイランド社のジャケット、フェラーリスタイル社のツールケース、マルセル・ワンダース氏デザインの銀色アルカンターラ仕様「チューリップ」チェア、マイクロソフト社の「サーフェス・ラップトップ」、世界初のAI搭載モジュラーロボット「ティーシーエル・エーアイ・ミー」など、幅広い分野でのアルカンターラ活用例が集められている。
また、ミラノ中心部のコルソ・ヴェネツィア43にあるイタリア自動車クラブでは、アルカンターラ社がACI社主催の「ドライビング・ザ・フューチャー」展に参加した。この展示では自動車の進化を五感で体験できる企画が行われ、アルカンターラは触覚部門を担当している。

来場者はこのマテリアルに直接触れることで、その柔らかな感触、美しい外観、そして機能性を体験できる。「ドライビング・ザ・フューチャー」展では、時間を超えた自動車の進化が探求され、伝統とイノベーションの対話が5つの感覚を通じて語られている。
アルカンターラ社は触覚に焦点を当て、来場者がアルカンターラに直接触れ、さまざまなカスタマイズのタッチと手触りを感じ、その柔らかな触感、美しいデザイン、そして際立った機能特性を体験できる機会を提供している。
この革新的な展示を通じて、アルカンターラ社は自社製品の多様な可能性と、自動車産業をはじめとする様々な分野での活用例を紹介している。