トヨタ シエンタ は無理かも、制限高さ1.7mの低いガード…京浜東北線・大森~蒲田 | CAR CARE PLUS

トヨタ シエンタ は無理かも、制限高さ1.7mの低いガード…京浜東北線・大森~蒲田

特集記事 コラム
桁下1.7m、京浜東北線・大森~蒲田の作尻架道橋
  • 桁下1.7m、京浜東北線・大森~蒲田の作尻架道橋
  • 桁下1.7m、京浜東北線・大森~蒲田の作尻架道橋
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鉄道線路の下に道路を通す、立体交差のガード。その気で探すと桁下がけっこう低いものがあり、今回紹介するのは東京都大田区の東海道本線にある作尻架道橋、通称「作尻ガード」だ。駅でいうと京浜東北線・大森~蒲田のほぼ中間、やや大森寄りになる。

制限高さは1.7m、成人男性の身長と同じぐらいだ。標識の数字には若干の余裕があるとはいえ、背の高い人や背の高い車は通行に注意が必要だ。トヨタ車だと『シエンタ』の2WDが全高1695mmなので、車体が上下しないように最徐行するなら通れる。しかし同じシエンタでもE-Four四輪駆動だと1715mmなので進入できない。『ルーミー』も1735mmで通行不可となる。SUVでは『RAV4』が全高1690mmでギリギリ、『bZ4X』が1650mmでなんとか行けそう。

車道は西から東への一方通行なので、池上通り方面から沢田通り方面、東邦医大通り方面へ抜けることになる。付近は狭い生活道路で、近くにコインパーキングも少ないから、車で実際に行く際は駐車する場所に注意したい。また、時間帯によっては歩行者専用となる。公共交通機関利用だと大森駅~蒲田駅間のバスを利用、富士見橋バス停で下車して徒歩7~8分だ。

大田区の資料によると線路の下は昔、水路だったが戦後に暗渠化され、道路になったという。水路を跨ぐ橋梁が架道橋に転用されると、桁下高さが低くなる傾向がある。古い地図を見ると、馬込付近に源流を持ち東京湾へ注ぐ内川が流れていたようだ。現在の内川は流路が若干変わっており、作尻架道橋より南で線路と交差している。近くの飲食店で「低いガードを見にきました」と言ったら「まだあったの?!」と驚かれたが、近年改修されたようで、やはり大田区の資料によると歩道を拡張して車両を一方通行にしたそうだ。

蛇足ながら、架道橋から北へ700mほどの地点にある山谷道踏切は、東京を起点とする東海道本線の、最初の車道踏切だ。



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《高木啓》

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