豊田合成のエシカルブランド「Re-S(リーズ)」は、廃棄予定のエアバッグ生地の端材を活用した「KNOTコラボ2WAYバッグ」の販売を開始した。
名古屋市の円頓寺商店街にあるボルダリングジム「KNOT」との共同企画で、環境負荷の低減と地域活性化の両立を目指す新たな試みだ。
エアバッグ生地は耐久性や撥水性に優れているが、リサイクルが難しく多くが廃棄されているのが現状だ。Re-Sはこの素材に新たな命を吹き込み、バッグなどのアイテムへとアップサイクルしている。

今回のバッグは、ボルダリング用のチョークやシューズを収納しやすいサイズで設計されている。シリコンコーティングされたエアバッグ生地の特性を活かし、アウトドアや日常使いにも適したデザインとなっている。耐久性の高さから、ボルダリングの岩場での擦れにも強い仕様だ。
豊田合成とKNOTは今後も新たな共同企画を計画しており、エアバッグ生地の特性を活かしたアイテムを展開しながら、地域の活性化に貢献できるものづくりを目指していく。
「KNOTコラボ2WAYバッグ」は、ブラックとホワイトの2色展開で、価格は9900円(税込)。KNOTの店舗およびRe-Sのオンラインショップで販売されている。