トヨタ自動車の新ブランド「TOYOTA UPCYCLE」、豊島、アーバンリサーチの3社が、自動車とアパレルの廃棄物を融合させた新しいアップサイクル商品の展開に向けて連携を開始した。8月に「ファーストコレクション」を発売する。
すでに3社連携をスタートし、環境・人・地域に優しいエシカルな変容を社会に起こすことを目指している。
この取り組みは、「モッタイナイ」を「もっといい」に変え続ける未来を共に創るという理念のもと進められる。3社の強みを活かし、自動車製造過程で発生する廃棄材やアパレル業界の廃棄衣料を有効活用し、新たな価値を創造することを目的としている。


ファーストコレクションでは、エアバッグにも使用されるナイロン素材を活用したアウターを発売する。「AIRBAG EXTENDED WEATHER JACKET」と「AIRBAG FIELD OVER COAT」の2つが8月中旬に発売予定だ。これらの商品は、耐久性の高いナイロン素材を新たに染め直し、ミリタリーデザインに落とし込んだ独自のスタイルが特徴となっている。
このほか、4月中旬からはパックTシャツや眼鏡ケース、レザーバッグ、PCケースなどの商品も順次販売される予定だ。販売店舗は、URBAN RESEARCH EXPO2025 STOREやURBAN RESEARCH ONLINE STORE、その他アーバンリサーチの一部店舗で展開される。
この取り組みは、自動車産業とアパレル産業という異なる分野の企業が連携し、廃棄物の有効活用と新たな価値創造を目指す新たな試みとして注目されている。環境への配慮と革新的なデザインの融合により、サステナブルなファッションの新たな可能性を示すものとなる。