オートバックスセブンは、2025年度内を目標に、オートバックスおよびスーパーオートバックスの全ピットレーンにAIを搭載した「安心ピットカメラ」を設置すると発表した。これにより、ピット作業の透明性を向上させることを目指す。
近年、自動車業界では信頼を揺るがす問題が多発しており、その一因として不透明なピット作業が挙げられている。オートバックスグループはこれまで、オープンピット構造の採用や見える化を進めてきたが、労働環境改善や防犯上の理由から新店ではその採用を減らしていた。
今回の施策では、AI搭載カメラがナンバー情報を取得し、会員情報と紐づけることで、顧客は自車の作業状況をスマートフォンでリアルタイムまたは後から確認できる。映像は専用Webサイトで視聴可能で、入庫後3日間保存される。
また、システム構築を担当するオートバックスデジタルイニシアチブが、東京ビッグサイトで2月26日に開幕する「第22回国際オートアフターマーケットEXPO 2025」に初出展する。