ユアスタンドとМCリテールエナジーは、家庭用EV充電器の遠隔制御を通じて効率的な充電環境を提供する新たな電力プラン「昼ワッ得プラン(ひるわっとくプラン)」を10月1日より開始した。
このプランは、ディマンドレスポンスと充電制御を活用し、電力の需給状況に応じて最適な時間にEVを充電する仕組み。電力が余裕のある時間帯に自動で充電を行うことで、再生可能エネルギーの活用を促進し、EVユーザーにとっても経済的なメリットを提供する。
特に、電力消費の大きいEVを昼間の9時から15時の間に充電することで、クリーンエネルギーの利用を推進し、GX(グリーントランスフォーメーション)に貢献。また、家庭の電力需要がピークとなる夕方から夜間の充電を避けることで、社会全体の電力需給バランスの最適化にも寄与する。なお、この取り組みは、東京都が実施する「GX関連産業創出へ向けた早期社会実装化支援事業」にМCリテールエナジーが採択された事業の一環だ。
プランの使用には、東京電力、中部電力、関西電力エリアで、EV(BEV、PHEV)を所有し、専用充電器「Wallbox Pulsar Plus(パルサープラス)」を設置することが条件となっている。
さらに、ユアスタンドとМCリテールエナジーは、EVユーザーに対してWallbox Pulsar Plus本体と設置工事の標準工事費に関する補助を実施する予定だとしている。