セイコーソリューションズとインドのインディカスソフトウェア社は8月21日、テレマティクスサービスの拡充に向けて業務提携することで合意した、と発表した。
セイコーソリューションズは、セイコーグループの技術を活かしたハードウェアと無線通信技術を融合したIoT技術を強みとしている。2011年から自動車会社やリース会社にテレマティクスサービスを提供し、法人の車両管理やレンタカーの基盤システムを支えてきた。
自動車業界はEV導入や自動運転などの変革期を迎えており、安全運転のための法律規定に対応するため、テレマティクスサービスの重要性が増している。特にタクシー会社などの法人向けDX化支援の需要が拡大している。
インディカスソフトウェア社は、ローコード・ノーコード(LCNC)技術でIoTビッグデータとAIを取り入れたプラットフォーム「Contineo」を保有している。同社はファクトリDX、テレマティクス、医療、スマートシティなどで実績を持つ。また、今年リリース予定の「NeoPilot生成AI会話型アシスタント」は、自然言語からContineoアプリケーションを構築できる。
IoTプラットフォームのContineoは、セイコーソリューションズの法人向け安全運転支援クラウドサービス「DriveCloud+」のベースプラットフォームとして既に連携し、運転状況を「見える化」するサービスとして実績を積んでいる。
今回の業務提携により、セイコーソリューションズとインディカスソフトウェア社は両社の強みを融合し、新しい顧客ニーズに応え、テレマティクスビジネスの拡大を目指していく。