[車内エンタメ充実]「Fire TV Stick」など外部機器を繋いで映像系コンテンツを満喫! | CAR CARE PLUS

[車内エンタメ充実]「Fire TV Stick」など外部機器を繋いで映像系コンテンツを満喫!

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「HDMI端子」を備えたAV一体型ナビの一例(アルパイン・ビッグX)。
  • 「HDMI端子」を備えたAV一体型ナビの一例(アルパイン・ビッグX)。
  • 「HDMI端子」を備えた市販ディスプレイオーディオの一例(アルパイン・DAF11Z)。
  • 車載用「HDMIセレクター」の一例(ビートソニック・IF21A)。

ドライブ中のAVコンテンツの楽しみ方が変化している。当特集ではその最新事情をリポートしている。今回はその最終回として、外部映像機器の接続について考える。さて、スマホ以外のデジタル機器を繋ぎたいと思ったときの、そのコツとは…。

◆家庭で「Fire TV Stick」を使っていたら、車内でもこれを使わない手はない!?

昨今は、車内でも同乗者に動画系コンテンツを楽しませたいと考えるドライバーが増えている。なおそう考えたときのやり方はさまざまあるのだが、もっともスタンダードな方法はスマホの「ミラーリング」だ。「ミラーリング」を行えば、スマホに格納してある動画系ストリーミングアプリの画面を車載機のモニターに映し出せて、音声は車載スピーカーにて楽しめる。

しかし、それ以外にもやりようがある。その最右翼は、「Fire TV Stick」等のストリーミングデバイスを使うというものだ。すでにこれを自宅のTVに繋いで楽しんでいるというのなら、これを車内でも使わない手はない。

ところでこの機会に、「Fire TV Stick」とは何なのかを簡単に説明しておこう。「Fire TV Stick」とは、Amazonが展開しているテレビ向けの映像出力デバイスだ。家庭のTVに「HDMI端子」が備わっていればこれを使える。これをTVの同端子に挿し、電源をUSBにて取り、Wi-Fiにてネットと繋げばさまざまな映像系コンテンツを観られるようになる。なお、操作は専用のリモコンで行えて「アレクサ」を使った音声操作も可能だ。

◆「Fire TV Stick」はコンテンツも充実! 多彩な動画系サービスを楽しめる!

コンテンツも充実している。Amazonのプライム会員になっていればプライム・ビデオが観られる。その他も、基本的には無料で楽しめるYouTubeやHulu、NetFlix、AbemaTV等々の主要な動画系サービスも視聴可能だ。

また、ゲームを楽しめることも利点だ。対応しているゲームをAmazonストアでダウンロードしてインストールすれば、「テトリス」のようなパズルゲームから「ファイナルファンタジー」のようなRPGまでさまざまなタイトルをプレイ可能だ。さらにはネットサーフィンも行える。

それでいて案外リーズナブルだ。タイプ違いがいくつかあるが、ベーシックなタイプであれば5000円ほどで手に入れられる。

で、車載機器にも「HDMI端子」が備わっていれば、車内でもこれを楽しめる。ただし、ネット環境は何らか必要だ。例えば愛用のスマホがデータ通信無制限の契約になっていたり車載用Wi-Fiルーターが導入されていたりすればOKだ。あとはUSBにて給電すれば、自宅と同様に使える。もちろん操作はリモコンにて行える。

◆複数のデジタル機器が繋げられるアイテムを活用するのもアリ!

ところで、車載機器に「HDMI端子」が備わっている場合には、その他の外部映像プレーヤーを繋いでも良い。例えばニーズが高いのは、外部ブルーレイプレーヤーだ。現在、ブルーレイが観られるメインユニットはパナソニックのストラーダの上級機のみだ。しかし家庭にたくさんのブルーレイディスクを所有している場合、それらを車内でも楽しみたくもなる。

また市販ディスプレイオーディオの場合、地デジチューナーが搭載されていない機種がほとんどなので、そうであると外付けの地デジチューナーを繋ぎたくもなる。さらには、ゲーム機を繋ぎたいケースもあるだろう。

とはいえ車載機器に「HDMI」端子が備わっていても、それがひと口しかない場合がほとんどだ。となるとスマホを繋いでしまえば他の機器は繋げなくなる。

そんなときには「HDMIセレクター」といった外部デジタル機器を複数繋げられるアイテムを用意するのも手だ。そういった機器の多くはリモコンも付属している。そうであれば画面に映し出す映像ソースの切り替えも簡単に行える。

ちなみにそういった機器は、車載用と家庭用の両方がある。で、リーズナブルな製品は家庭用のモデルに多い。ただし電源的に使いにくい場合があり、また車内は温度が上昇する等、環境が厳しい。なので車載品質が確保されているモデルの方が安心して使える。このあたりは判断が分かれるところだが、外部機器をさまざま使いたいと考える場合にはこの手があることもお忘れなく。

《太田祥三》

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