ケンウッドは、繰り返し書き込みや断片化に強い3D NAND型のフラッシュメモリーを採用したドライブレコーダー向けSDカード3モデルを10月中旬より発売する。
ドライブレコーダーで映像を記録するにはSDカードが必要となるが、日々蓄積される録画データを頻繁に、繰り返し書き込んでいくことになるため、内部部品の劣化が早く、エラーが発生しやすくなる。そのため、ドライブレコーダー向けのSDカードには高い耐久性が求められる。そこで同社は、繰り返し書き込みと断片化に強く、信頼性が高い3D NAND型フラッシュメモリーを採用したSDカードを企画。microSDHCメモリーカード「KNA-SD32D」(pSLC方式・32GB)、およびmicroSDXCメモリーカード「KNA-SD1280D」(TLC方式・128GB)と「KNA-SD640D」(TLC方式・64GB)の計3モデルを発売する。
KNA-SD32Dは記録セルを垂直方向に積み上げる構造をとる3D NAND型フラッシュメモリーを採用。さらに業務用に開発されたpSLC方式を採用することで、書き込みの繰り返しに対する耐久性に優れ、断片化にも強いなど、高い信頼性を備えている。
KNA-SD1280D/KNA-SD640Dは3D NAND型フラッシュメモリーを採用し、繰り返し書き込みに対する耐久性を確保しながらも、TLC方式を採用することで、大容量でコストパフォーマンスの良いSDカードを実現した。
また3モデルとも、同社製ドライブレコーダーとの連携により、SDカードの交換時期を画面表示や音声で知らせる「SDカード寿命告知機能」に対応。SDカードの寿命による録画エラーを未然に防止する。
市場予想価格はKNA-SD32Dが9300円前後、KNA-SD1280Dが1万1400円前後、KNA-SD640Dが6700円前後。