「エアクリーナー」は異物を排除する重要な役割 | CAR CARE PLUS

「エアクリーナー」は異物を排除する重要な役割

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DIYでも簡単装着! コスパ抜群のエアクリーナー ~カスタムHOW TO~
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エアクリーナーはエンジンに吸い込まれる空気から異物を排除する重要な役割を持つ。同時にその抵抗は少ないほどパワーもアクセルレスポンスも良くなる。しかし、パーツ選びを間違えると逆効果にもなりかねないパーツなのだ。

◆吸気抵抗とエンジン保護のバランスを担う重要な存在

エンジンに吸い込まれる空気にわずかでもゴミや砂が含まれていると、エンジンには大きなダメージを与えてしまう。そこでそういったゴミが入らないようにエアクリーナーが存在する。純正では紙製フィルター折重ねて入っていることが多い。アフターパーツではスポンジや紙製フィルターなどで汚れを取るものもあるし、アルミメッシュフィルターを用いる場合もある。チューニングカーやレーシングカーでは、一発のタイムにこだわりエアクリーナーレスで極限まで吸気抵抗を抑えている場合もある。しかし、異物を吸い込むリスクは高く、頻繁なエンジンオーバーホールをする前提でないと厳しい。いかに吸気抵抗を抑えつつ、異物を濾し取るかがストリートカーでは重要な要素となる。

◆純正交換、ムキ出し、ボックスタイプの違いとは

エアクリーナーのカスタマイズは大きく分けて3種類。それぞれ長所と短所があるが、それを間違えるとパワーダウンすることもある。どんな使い方をするのかを見極めて最適なタイプを選びたい。また、エアクリーナーだけでなく、セットでECUデータの書き換えなども必要になったり、セットで施工したほうがより大きな効果が得られることもある。

1:純正交換フィルタータイプ

純正フィルターと同形状で入れ替えるだけのタイプ。純正の紙製フィルターよりももっと透過面積を増やして抵抗を減らしたものや、スポンジ製にして抵抗を抑えているものもある。劇的な効果は期待できないが、それでも車種によっては数馬力の向上が可能なことも多い。アクセルレスポンスも若干向上する。デメリットがないのもメリット。定期的に交換するか、洗浄可能なものは洗って乾かせば半永久的に使えるのだ。コストも数千円から購入でき、工賃もわずかか、DIYでも装着も簡単なので手を出しやすいパーツ。

2:ムキ出しフィルタータイプ

キノコとも呼ばれるエアクリーナーフィルターをムキ出しにするタイプ。円形のフィルターは面積が広く抵抗になりにくい。また純正エアクリーナーボックスを取り外して使うことで、ダイレクトに空気を吸えるので抵抗が減らせるという狙いもある。気をつけたいのはエンジンルーム内の熱い空気を吸いやすくなること。吸気温度が上がってしまうとそれに合わせてECUは燃料の噴射量を絞り、エンジンパワーを低下させてしまう。

それを防ぐためにムキ出しタイプでは専用のエアダクトが付属していたりする場合もある。プロショップでは熱気を吸わないようにエンジンルーム内に隔壁を作ったり、ボックス形状にしてその中にムキ出しタイプのエアクリーナーを入れることもある。価格は数万~10万円弱ほど。ややシビアな面はあるが、ターボ車でタービン交換するなど大幅なパワーアップを目指す時には、吸い込める容量が増やせるので特に効果的。

3:専用エアクリーナーボックスタイプ

純正エアクリーナーボックスを取り外して、アフターパーツのボックスを取り付けるタイプ。走行風をダイレクトに取り入れて、大きな容量で空気を貯めておくことでアクセルを踏み変えしたときにも十分な量の空気を供給できる。フィルターも内部に大型のものを備えることで抵抗を最小限に抑える。コストが20万円以上掛かるものも多く、安くはないが最大限の効果が得られるインテークシステムと言える。ここまで来るとECUチューンをセットで行わなければいけないパーツもある。

1は問題ないが、できれば2と3に関してはECUチューンもセットで行いたい。大幅な吸入空気量アップによってエンジンチェックランプが点灯したりすることもある。その対策もあるし、そもそもたくさん空気が吸えるようになるのでそれに合わせてECUデータを書き換えれば、もっと効果を発揮してくれるのだ。そういったECUチューンやとくに現車合わせを行う際はエアクリーナーフィルターとスパークプラグを新品にしておきたい。すべてリセットした状態でECUをチューニングしたほうがより高い効果を得やすい。

DIYでも簡単装着! コスパ抜群のエアクリーナー ~カスタムHOW TO~

《加茂新》

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