カーライフに直結する「社会・経済」情報を横断的に発信している当コーナー。今回は、GW後半の高速道路の渋滞予測情報を整理してお伝えする。この連休にクルマにて遠出をしようと予定を立てているドライバー諸氏は、今一度渋滞予測情報を鑑みて旅程のアジャストを!
ところでこの連休には、ETCの「休日割引」は適用されない。そのことは頭の中に入れておこう。ご存知のドライバーも多いはずだが、もしも知らずに出かけてしまうと想定外の出費を被ることとなる。ちなみにこのことは、今年の1月に発表されていた。今年のGW、お盆、年末年始には「休日割引」は行われないとのニュースリリースが、早々に公開されていた。
では、5月3日(水・祝)以降の渋滞予測情報(全国版)を紹介していく。ちなみにGWの渋滞予測情報が、NEXCO各社、およびJB本四高速、日本道路交通情報センターとの連名にてニュースリリースとして発表されるのは、コロナ禍が始まった以降で初だ。で、今年のGWの高速道路の渋滞予測情報は、3月29日付けにて発表されている。
まずは、「10km以上の渋滞予測回数」から紹介したい。下り線でのピークはズバリ、5月3日だ。この日の渋滞予測回数は「50回」。そして4日が「37回」と続き、5日には「17回」まで減少する。ちなみに、それ以降は以下のとおりだ。6日が「4回」、7日が「2回」だ。
一方、上りの渋滞のピークは3日からの3日間。それぞれの「10km以上の渋滞予測回数」は次のとおりだ。3日が「37回」、4日が「46回」、5日が「49回」と予想されている。なお6日は「19回」で7日は「7回」とのことだ。
というわけで、出発を2日に前倒しして戻りも6日か7日へと後ろ倒しにできればベストだが、それが難しかったら旅程全体をGW終盤へと移行できると渋滞に遭いにくくなる。
併せて、特に長い渋滞発生箇所の予測も発表されている。その主なところは以下のとおりだ。下りでは東北自動車道の羽生PA付近を先頭に5月3日の午前9時ころに40km、東名高速道路では5月3日の午前7時ころに秦野中井IC付近を先頭に45km、中央自動車道では5月3日の午前5時頃に相模湖IC付近を先頭に45kmと予測されている。
このように、下り線の渋滞のピークは案外早い時間に起こる。ただし、それがどれくらい早い時間なのかは場所による。なので、超早起きをした方が良いのかあるいは出発時間を遅らせた方が良いのか、細かな渋滞予測情報をチェックした上で傾向と対策を練りたい。
続いて、上り線の特に長い渋滞発生箇所の主な予測情報を紹介しよう。まず関越自動車道では、5月5日の18時頃に高坂SA付近を先頭に40km、東名高速道路では5月5日の15時頃に綾瀬SIC付近を先頭に50kmとの予測が出されている。帰りに関してはやはり、午後から夕方にかけてがピークとなりそうだ。
以上が今年のGWの主な渋滞予測情報だ。少し予定をずらすと最悪の状況からの回避が可能となることもある。参考にしてほしい。