Yahoo!カーナビ(Android版/iOS版)は4月24日、首都高速道路と連携し、ETC専用料金所のうち誤進入が多い6か所で注意喚起する機能を提供開始した。
ETCの利用率は年々増加し、現在では9割以上にのぼる。これを受け、国土交通省および高速道路会社6社は、高速道路料金所のキャッシュレス化、タッチレス化を推進する「ETC専用化」の概成を目指すとしている。一方で、9割以上の利用率があるとはいえ、日本の自動車保有車両数は約8000万台。ETC非搭載車もいまだ多い。
首都高速道路によると、ETC専用化の運用開始後、ETCカードを付帯していない車の誤進入や後退が見られている。特に「霞が関(内・外)」「代官町」「木場」「浦和南」「新山下(上)」「磯子」の6か所では誤進入による後退が多く、同社ではさまざまな注意喚起施策を行っている。
新機能では、該当の6か所のETC専用料金所を含むルートを検索すると、ナビゲーションの開始時と、料金所の手前で音声による注意喚起を行う。ユーザーは、自身が通過するルート上に当該料金所があることを事前に把握でき、ETCの差し忘れや誤進入の防止に役立つ。なお本機能は2023年夏までに「Yahoo! MAP」(Android版、iOS版)でも提供を開始する予定だ。