整備士不足や高齢化への対応が本格化…整備作業の省力化を図る製品に注目が集まる | CAR CARE PLUS

整備士不足や高齢化への対応が本格化…整備作業の省力化を図る製品に注目が集まる

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整備士不足や高齢化への対応が本格化…整備作業の省力化を図る製品に注目が集まる
  • 整備士不足や高齢化への対応が本格化…整備作業の省力化を図る製品に注目が集まる
  • 新製品「タイヤリフター」と「タイヤローテーションワゴン」
  • 新製品「油圧ユニットセット」、「日野用スタビリンカーアタッチメントセット」、「いすゞ用スタビリンカーアタッチメントセット」
  • 昨年のIAAEでの展示風景

自動車整備士の人手不足や高齢化に対して、官民一丸となり様々な対策を練ってはいるものの未だ解決にはほど遠いのが実情だろう。近年、整備工場各社にとって新たな人材確保、あるいは人材の流出抑制は、何よりも重要な要素の一つであり、整備士の作業環境を整えることはこれまで以上に重要な意味を持つ。

そんな中、自動車産業に対して強みを持ち、プロメカニックに信頼され愛用されている汎用工具をはじめ、車載用工具、さらには自動車整備用の特殊・専用工具、電気や空圧、油圧を利用した省力化機器、また、トータルな作業効率化を実現する収納機器などを販売する京都機械工具株式会社(KTC)は、様々な整備時の作業効率化を図る新製品を販売する。

整備現場の作業負担軽減を図るタイヤリフターとタイヤローテーションワゴン

メカニックの高齢化や人材不足に加えタイヤの大型化による作業負担増加が整備現場の課題である。そんな課題を解決するのが新製品「タイヤリフター」と「タイヤローテーションワゴン」である。タイヤリフターは、地上高520mmから最大1,250mmの高さまでタイヤを電動で昇降可能で、持ち上げるのが困難な重いタイヤ(最大積載量:約40kg)でもスムーズな昇降作業が行え、両手作業により安全面にも優れている。また、バッテリー駆動を採用することで、エアホース不要のコードレス化を実現。全高・全幅を抑えたコンパクトサイズで、狭い作業スペースでも高い作業性を発揮する。さらに、タイヤローテーションワゴンと組み合わせて使用することで、取り外したタイヤを素早く安全に移し替えることが可能だ。

スタビリンカーのブッシュ交換作業を安全かつ快適にサポート

また、トラック車両のエアサスペンション装置に用いられ、車体に対する車軸の位置決めを行うリンクの機能と、車両旋回時または走行車線変更時に車体のロールを抑えるスタビライザの機能を併せ持つスタビリンカーのブッシュ交換作業を安全かつ快適にサポートするツールも発売された。

これまでは重いスタビランカーを油圧プレス機に運ぶために二人掛かりで且つ危険を伴う作業だったが、本製品を使用すると製品重量が軽いため、車にタイヤを取り付けた状態でのメンテナンスが可能となる。そのため、これまで2人作業が必要且つ危険を伴っていた作業が不要となり、安全に交換作業を行うことができるという。

IAAE2023に出展

KTCは、3月7日(火)から東京ビッグサイトで開催される『第20回 国際オートアフターマーケットEXPO 2023(IAAE2023)』へ出展が決まっている。今日紹介した製品以外にも多くの作業効率化を図る製品が展示予定だ。ぜひブースに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

《カーケアプラス編集部》

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