パイオニアは、「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」を実施。ドライブレコーダーにモニタリング機能を求めるドライバーが過半数に上ることが明らかになった。
昨今、高級車や人気車種の盗難が急増しており、2022年1~9月の車両盗難の件数は4297件と、昨年同期比12%増と大幅に増加。一方で検挙率は42.9%と昨年同期比7.2%減となっており、計画的な犯罪の増加などにより検挙されづらいことが推察される(警察庁調べ)。
今回、パイオニアでは自宅に車を保有する男女1200名を対象に、10月27日から31日の5日間、「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」を実施。駐車中のトラブルとその対策に関する調査結果をまとめた。
まず、駐車中のトラブルについては、82.7%が「当て逃げやドアパンチ」、72.2%が「車上荒らし」に対して不安を感じていると回答。実際に経験したことがある被害については、また、ドライバーの31.5%が「ドアパンチ」、20.9%が「当て逃げ」、8.7%が「車上荒らし」の被害を実際に受けたことがあると回答していることから、駐車中のトラブルは誰にでも起こりうる身近なリスクであることがわかる。
次に車両盗難や車上荒らしに対してどのような対策が効果があるかについての質問では、「位置情報がすぐに分かる」との回答が48.6%と最も多く、「音声によるアラート」、「異常を検知した際の通知」が続いて求められていることが分かった。
その一方、実際にGPS機能を使った対策をしている割合は、一般車両保有者で8.0%、『ランドクルーザー』や『プリウス』など、盗難されやすい車両の保有者でも13.4%にとどまっている。また、「車内の様子をモニタリングできると安心である」と回答したのは盗難されやすい車両の保有者のうち66.6%、一般車両保有者は59.5%。盗難されやすい車のドライバーの方がより強く位置情報の把握や、モニタリング機能を求めていることが推察される。