市場で急速に普及する電気自動車。しかし、外出先で電池切れを起こしてしまうという懸念もある。そこで、「電欠」を起こした現場で充電を行うサービスが登場した。
電気自動車でも内燃機関車でも、電欠/ガス欠を起こしてしまうと自走できなくなることは変わらない。しかし、燃料を比較的容易に持ち運ぶことができる内燃機関車に対し、大掛かりな充電設備を必要とする電気自動車は、短時間での復旧が難しいという問題があった。
そこで、ロードサービスの委託事業などを手掛けるプレステージ・インターナショナルグループは、「EV駆けつけ充電サービス」を開始した。バッテリー上がりやタイヤのパンクといった自動車のトラブルに対応するための既存ネットワークを活用し、現場でEVへの充電を行う。これにより、充電器までレッカー移動を行うことなく、迅速に復旧が可能になるという。
11月30日時点において、15都道府県において38台が稼働を開始している。プレステージ・インターナショナルによると、2023年春を目処に全国47都道府県へ展開するとしている。