ケンウッドは、測定結果を管理者のPCにメールで自動送信できる記録・通信型アルコール検知器「CAX-AD300」を8月下旬より発売する。
2022年4月より、道路交通法の施行規則の改正が段階的に実施されている。それに伴い、安全運転管理者による運転者の運転前後における酒気帯びの有無の確認と記録の保存が義務化され、その確認方法にアルコール検知器を用いることを必須とする方向で検討されている。ケンウッドでは、対象となる事業者が検査、および測定結果の記録・管理がしやすいよう、通信機能を搭載したアルコール検知器を開発。記録・通信型アルコール検知器「CAX-AD300」として発売する。
新製品はBluetoothの搭載により、スマートフォンとの接続、連携が可能。運転者のアルコール濃度を検査後、その測定結果と測定者情報(写真データなど)をスマートフォンのメール機能を使用して管理者のPCに自動送信する。検査と同時に測定者の顔が自動撮影・記録されるため、なりすましを防止し、また測定後に測定結果が自動送信されるため、測定データの改ざんも防止。信頼性・確実性の高い運行管理を実現する。
また、管理者が測定結果と測定者情報を管理しやすいよう、PC用の管理ソフトウエア(無料)を用意。スマートフォンから受信した測定結果をワンクリックで受信し、運転者ごとのIDと照合し、測定履歴とともに管理できる。また、本機とPCをUSBで接続することで本機の測定履歴をPCで管理、保存することもできる。なお本機は本体メモリーに9999人分のID登録と3000件の測定履歴を記録・保存できる。
アルコールチェックには、高精度・高品質の日本製電気化学式ガスセンサーを採用。アルコール以外の成分に干渉されにくく、優れた反応精度を実現する。さらに、オートクリーニング機能により安定した測定精度が持続。1万回の測定に対応し、1日に複数回測定しても長期間使用できる。
公式オンラインショップでの予約販売価格は3万9800円。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)