Kyuホールディングスと久留米工業大学は、AI技術と画像解析技術を活用した新しいパーキングシステムを共同開発。8月より全国に向けて販売を開始する。
屋外型駐車場では、入口で空車表示となっていたものの、混雑していてドコに止めたら良いのか判らないというケースも良く見受けられる。今回開発した「AIスマートパーキング」はAIエッジコンピュータに画像解析システムを内蔵し、駐車場の車室ごとの空き状況や混雑状況をリアルタイムに認識。利用者向けに正確な情報を提供し、駐車場入庫時の時間短縮・ストレス軽減を実現する。
AIスマートパーキングは、AIがカメラ映像を基に車両を認識し、最適な駐車スペースや経路を提示することにより利用者の利便性や駐車場の安全性を向上させるだけでなく、個々の駐車スペースの埋まり方をデータ化して効率的な稼働を実現するなど、円滑な駐車場経営に結び付くシステムとしても期待される。
また、すべての機能はローカルで処理。クラウドシステムを使用しないことでセキュリティを高め、認識・情報提供処理を高速化するとともに、低ランニングコストを実現。既設の監視カメラが通常のIPカメラであれば流用でき、設置コストを抑えた導入が可能となる。