ブリッドは、「GIAS III」、「STRADIA III」をベースにしたリクライニング機構付きセミバケットシート「edirb 161」「edirb 162」「edirb 171」「edirb 172」の受注を開始した。
新製品は、新設計の高剛性スチールフレームとモノコックシェルにより、剛性と強度が従来モデル(edirb 023/033)に比べて飛躍的に向上させた。edirb 161(腿スタンダード)/162(腿ロー)は 「ディープショルダーサポート&ハイサイドサポート」をコンセプトに設計し、ホールド性を重視したフラッグシップモデル。edirb171(腿スタンダード)/172(腿ロー)は、乗降性とホールド性のバランスに優れた設計とし、快適性を重視したオールマイティなモデルだ。
新開発のリクライニング機構は、バックラッシュ(遊び)がさらに微量になり、フルバケットの背もたれに身体を預けた体感により近づいている。背もたれの角度調整は従来モデルのダイヤル式からレバー式へと変更。室内スペースの狭い車両でも操作しやすい形状になり、利便性、耐久性の向上と省スペース化にも寄与している。
座面裏のシェルには、モータースポーツとサーキット走行に必須の股下ベルトホールを新設。ホールド性を重視したedirb161/162は、よりベルトの動きを抑えるために、edirb 171/172に比べてホールの大きさがやや小さく、サーキット走行に配慮した設計としている。
座部・腿部には専用設計の高密度発泡モールドウレタンを採用。フラット座面に均等に面圧がかかるため、ホールド性と疲労を軽減し、へたりにくく耐久性にも優れている。腿部クッションは、 edirb 161/171が厚みのある「スタンダードクッション」仕様で、edirb 162/172が膝裏の厚さを3分の2に抑えた「ロークッション」仕様となる。シートレールの設計上、シート前方が持ち上がりハンドルと腿のスペースが少なくなる車種の場合は、ロークッション仕様のedirb162/172がお勧めだ。
また新製品はローマックスシステムに対応。シートシェル下面凹部にシートレールを配置させることにより、通常設計では最適ポジションが得られない狭い座席スペースでもローポジション化を実現する。ローマックスシステム専用シートレール(LRタイプ)を設定している車種の場合は、これを使用することにより、シートーハンドルセンター化とローポジション化が可能となる。
カラーはグレーステッチとレッドステッチの2種類を用意。価格はedirb161/162が32万4500円、edirb 171/172が31万3500円。