SBI損保は、新型コロナウイルスによる自動車と自動車保険に対する意識の変化についてのアンケート調査を実施。保険料が手頃な保険会社に乗り換えたい人が増加していることが明らかになった。調査は10月1~2日の2日間、自分名義の自動車を所有する全国の20歳~69歳の男女を対象にインターネットリサーチで実施。1107名からの有効回答をまとめた。調査結果によると、この1年間、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で自動車保険を見直そうと思った人は26.9%で、昨年の21.0%から5.9ポイント増加した。どのように自動車保険を見直したいかという質問に対しては、昨年同様「保険料を減らすため保険会社を替えた(替えたい)」が最多で57.7%、次いで「保険料を減らすため補償内容を変更したい(変更した)」が43.6%という結果となり、補償を手厚くするより保険料を抑えたいと考える人が多いことがわかった。また、コロナ禍の影響で自動車保険への加入の意識が変わった人は38.8%で、そのうちの20.6%は「保険料が手頃なものに乗り換えたい」と考えており、昨年の18.0%より2.6ポイント増加。2番目に多かったのも昨年と同じく「人に会わずにインターネットで手続きを完了させたい(14.0%)」で、節約傾向と非対面での手続き需要が引き続き高いことが確認された。コロナ禍の影響で車の使用頻度は変わったか目的別で質問をしたところ、「買い物やプライベートでの使用」は45.3%の人に使用頻度の変化があったことがわかった。昨年に引き続き「通勤・通学での使用(20.0%)」、「仕事での使用(18.6%)」と比較すると倍以上の人がプライベートでの使用頻度に変化があったことがわかる。保険会社とのコンタクト手段はどのようなものを望むか聞いたところ、「電話(対保険会社社員)」が45.3%で最多。次いで「メール」が35.2%、ようやく3番目で「店舗での対面(24.7%)」と対面でのコンタクトが登場する結果となった。4番目以降の回答は「チャット(対保険会社社員)(15.0%)」「自宅での対面(12.3%)」と続くが、総じて従来親しまれてきたコンタクト方法を望む人が多いことがわかった。コロナ禍の影響で車の購入・買い替え意識に変化があったか聞いたところ、「購入・買い替えを決めた」人が7.5%で、昨年の4.9%よりも増えていることが判明した。一方、「購入・買い替えの予定を延期した」は2.3ポイントの減少、「購入・買い替えを中止した」人は0.9ポイント減少しており、昨年よりもコロナ禍は買い控えよりも購入需要に影響していることがわかった。
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