平成最後の東京オートサロン2019が開催されているが、会場に「昭和の香り」を感じさせるアイテムを見つけた。ダイハツブースで販売されている『1/32 ミゼットMP4 ダイキャストミニカー』だ。今回のショーで初公開、限定1500台のプレミア商品となっている。映画『三丁目の夕日』にも見られた昭和レトロな「オート三輪」の代名詞ミゼット。1957年から1972年まで販売され、多い月では8500台を販売したという名車だ。今回はこれを精巧なディティールで1/32サイズに再現した。制作にあたっては現存する実車を探し出し、データ取りなどをおこなったという。この商品のこだわりはこれだけではない。おまけとして、当時の販売カタログもミニチュアサイズで再現した。横長の長方形サイズで、今となっては珍しい体裁だ。背面にはトラック仕様のMP4型と、パネルバンのMP4V型の諸元表も見られる。「信用できる車を 信用できる販売店で」というキャッチコピーも、何とも昭和的だ。販売員は、「このカタログを再現する方が、手がかかったかもしれません」と語る。さらに、「ミゼットのファンの方は意外といらっしゃいますし、オーナーズクラブさんなど、まとめて購入される場合もあります。1500台ですが、すぐに売り切れるかもしれませんね」と期待をこめる。価格は6900円(税込)。気になった人は、急いだ方が良いかも…?東京オートサロン2019は、1月13日まで開催。会場は幕張メッセ。