幕張メッセ(千葉県千葉市)で開幕した「東京オートサロン2019」。会場を見ると、新型スズキ『ジムニー』のカスタマイズカーの多さに驚く。モンスタートラック仕様があると思えば、なんとピックアップ+トレーラー仕様が。それはNATS(日本自動車大学校)のブースに展示されている。『NATS JIMNY ADVENTURE』と名付けられたそのジムニーは、ひときわ存在感を放つ。極太のタイヤ、リフトアップされた車高、さらにアッパーボディがカットされてピックアップ仕様になっており、その上にはオリジナル制作の脱着可能なキャビンを備えている。そしてボディの線をなぞるように配された“パイプ”はロールケージ。パイプベンダーで手曲げとのこと。さらにタイヤとボディの隙間を覗くと、手製のサブフレームがうかがえる。溶接の跡から“手製”らしい暖かさが伝わってくる。そして中を覗くと、シートはレカロに換装されており、走りへの本気度が伝わってくる。このジムニーのトピックはこれだけではない。後ろを見ると、トレーラーが牽引されているのだ。実はこのトレーラーもお手製。フレームはボート用トレーラーのものを流用しているが、“ハコ”の部分は学生たちが手がけたもの。中を覗くとバイク1台が余裕で積載できるスペースがあり、様々なアウトドア用品を積んで遊びに行けそうだ。制作のリーダーを務めたのはNATSの3年生のマンリケ・ジョン・ケネッツさん。「学生みんなで意見を出し合い、この形にしました。一番苦労したのは骨組みですね。ロールケージも自分たちで曲げたので、合わせるのが大変でした」とのこと。NATS JIMNY ADVENTUREはもちろん走行を視野に入れて設計されているという。車検を通し、このジムニーで卒業旅行に出掛ける計画だとか。
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