東京キャンピングカーショー会場の一角で、鮮やかなイエローのボディに人だかりができていた。ホンダ『N-VAN』をベースにした軽キャンパー「N-VAN×Circle h」だ。キャンピングカービルダーの「ホワイトハウス」と、ホンダの純正用品を開発、生産および販売する「ホンダアクセス」が共同企画したもので、ホンダアクセスが運営するショッピングモール「Circle h(サークルエイチ)」が各アイテムを販売する。売れ行き好調のホンダ「Nシリーズ」初の商用車N-VANは、助手席側のセンターピラーを廃した「ドアインピラー構造」や、助手席シートにもダイブダウン機構を採用してフラットな荷室を実現するなどしたトールワゴン。この7月に発売されたばかりだが、ホンダアクセスはホンダ”直系”とあって、新車開発と同時進行でアイテムを開発することができた。テーマは”オトナの秘密基地”。「お気に入りのモノを隠したり、大切な友だちを招き入れたり、自由気ままに過ごす夢の空間」をアピールしている。エアマットやスライド式収納ボックス&アウトドアテーブルセット、プライバシーテント・サイドオーニング取付用、テールゲートタープなど、いずれもN-VANに合わせて作った専用設計だから、使いやすさは折り紙付きだ。「開口部の広い荷室やフルフラットになるシートアレンジなどを存分に活かしました。4ナンバーの軽自動車だから維持費が安いので、その浮いた分を趣味に活用し、荷物を一杯積んで出かけてほしいですね」。そうアピールするのはホンダアクセスの営業部、深澤大樹さん。それぞれのアイテムはばら売りだから、必要なものだけでも購入できる。
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