ところがなんと"Door to Door ナビゲーション"では、ナビを使用した目的地検索作業がほぼ"ゼロ"になる。家にいるとき、または通勤電車の車内の中でも(つまり通信できる場所ならどこに居ても)あらかじめ目的地設定を完了できる。ドライブ当日にはクルマに乗り込みナビを起動すれば、直ちに目的地設定が完了し即出発できるのだ。
利点の2つ目は、「クルマを降りた後の、徒歩で向かう先を最終目的地として設定できること」だ。ここがまさしく"Door to Door ナビゲーション"の真骨頂。例えば街中のレストランに行きたいときに、近くの駐車場までのルート案内をした後そこからお店の入り口までの徒歩ルートも表示してくれる。ここまでを可能としているナビゲーションは、今のところ他では見当たらない。
そして3点目は、「走行中に同乗者がスマホで目的地検索を行えること」。例えば、ドライブの途中で急にコンビニに寄りたくなることがよくあるが、そんな時に"Door to Door ナビゲーション"では、同乗者がスマホでサクサクとコンビニを探せ、その地点情報を速やかにナビに送り目的地として設定できる。
■駐車場の候補は10箇所までリストアップ可能。しかも満空情報も把握できる!
"Door to Door ナビゲーション"の凄さを、実際に操作して体験してみた。ここからはそのリポートをお伝えしていく。
検索をかけると、彼の地の住所、営業時間、電話番号、URL、口コミ情報、さらには写真までも確認できた。なおこれらは、Google Maps Platformとの連携により得られる情報だ。多くの方がご存知のとおり、Google Mapsには膨大な情報が格納されている。"Door to Door ナビゲーション"はそれとリンクし、ユーザーの快適な目的地検索をサポートする。
ところで、目的地設定したときには空いていた駐車場が行ってみたら満車だった、なんてことは往々にして起こり得る。"Door to Door ナビゲーション"では、なんとそれへの対策も盛り込まれている。目的地に近づくとリアルタイムの満空情報を自動で照会し、もしも設定した駐車場が満車となっていたら「駐車場の変更がナビゲーションから提案される」のである。なんとも賢い…。
また、"Door to Door ナビゲーション"では、帰りについても"Door to Door"でドライバーを自宅まで案内してくれる。用事がすみ帰路に就こうとするときに、クルマを停めた場所までの徒歩ルートを表示してくれるのだ。停車した地点情報をアプリが記憶してくれているので、"Door to Door ナビゲーション"ではクルマをどこに停めたかを分からなくなることがない。
いかがだったろうか。"Door to Door"の案内を文字どおり完ぺきに実現可能な『NXV987D』。“できること”が他よりも1歩先んじた、"革新的な1台"と言って間違いない。
なお当機は従来機『NXV977D』と同様に、ハイレゾ音源の再生にも対応している。さらにはデジタルコアキシャル端子を活用して、Clarionだけのスペシャルカーオーディオシステム『Full Digital Sound』とのデジタル接続も可能だ。ソースユニットからスピーカーまでの完全フルデジタル伝送を実行できる、最新の高音質システムをも構築可能だ。