日本EVクラブは、大討論会「20世紀型モータースポーツの崩壊」を1月27日、デューンレンタルスペース(東京都渋谷区)にて開催。参加者を募集している。日本EVクラブにとって今年最初のイベントとなる本討論会は、今後に継続開催を予定している「自動車における脱近代フォーラム(仮題)」のプレイベント。身近にある自動車の問題を生活者の視点で考え、発言しようというものだ。今回は「20世紀型モータースポーツの崩壊」をテーマに、12月2日、3日に香港で開催されたフォーミュラEレースを題材に、近未来におけるモータースポーツに私たちはどうかかわっていけるかを参加者とともに考える。FIAが満を持してスタートさせた電気自動車レースの最高峰「フォーミュラE」。4年目を迎えた今シーズンからアウディが、来シーズンからBMWやメルセデス、日本からも日産が参戦するなど、盛り上がりを見せている。開幕戦が行われた香港セントラルハーバーフロント・サーキットのメディアセンターには世界各国からジャーナリストが多数訪れていた。そのいっぽうでスタンドはガラガラ。取材に訪れた『F1グランプリ特集』元編集長の奥田龍氏は、「ファン不在のイベントで、かつ主催者とチーム、メディアを含めて仕方なくやらされている世界選手権ではないか」と、その印象を語っている。討論会には日本EVクラブの舘内端代表をはじめ、元JAFメイト編集長の鳥塚俊洋氏、フリージャーナリストの木野龍逸氏と寄本好則氏らが参加。奥田氏がコーディネーターをつとめ、香港フォーミュラE開幕戦を観戦したメンバー8人が意見を述べるほか、会場の参加者を交えた討論会などを行う。参加費は2000円(1ドリンク付き・日本EVクラブ会員は1500円)。定員は30名(先着順)で、1月24日まで日本EVクラブウェブサイトより申し込みを受け付けている。