日本自動車工業会は11月10日、2017年度上半期(4~9月)の福祉車両販売台数を発表。総販売台数は、前年同期比6.7%増の2万1709台と3年ぶりのプラスとなった。自動車販売全体が新型車効果等により好調に推移している中、社会の高齢化が日常的な話題となる背景もあり、福祉車両も新型車を中心に台数が増加した。車種別では、普通・小型車が同2.2%増の1万1312台。新型車効果と福祉施設需要の復調により「車いす移動車」が同11.5%増の7098台と、半期において初めて7000台を超えた。個人ユースが多い「昇降シート車」は2648台、「回転シート車」は1140台、新型車需要一巡により前年に対し漸減した。軽自動車は同10.1%増の7303台。新型車効果と、前年は新型への切り替え等による落ち込みがあったことから、全ての区分において前年同期に比べ増加した。バスは同16.8%増の3094台。乗合バスのバリアフリー化施策によるノンステップバスへの変更もあり、3年連続で増加している。
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