ジャガーが、6月30日に開幕した「グッドウッド・フェスティバルオブスピード」で初公開する高性能セダン『XE SVプロジェクト8』。その市販型プロトタイプが、早くもニュルブルクリンクで初の高速テストを行った。ミドルサルーン『XE』をベースに、ジャガーの高性能カスタム部門「SVO」(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)が手がけたスペシャルモデルだ。市販型は、グッドウッドで公開されたプロトタイプとほぼ同じデザインが採用される見込みだが、バンパーやリアウィングのデザインが変更される可能性があるという。パワートレインは、最高出力600psを叩き出す5リットルV型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載、0-100km/h加速はランボルギーニ『ウラカン』をも凌駕する3.3秒と、完全にスーパーカーの域に達している。最高速度は322km/hで、ニュルでは250km以上でテスト走行をおこなっていたという。ジャガー史上最速となる「XE SV」は、限定300台で発売される見込み。プレミア価格の高騰は間違いないだろう。