関西ペイントは3月28日、自動車補修用の「有機溶剤中毒予防規則(有機則)対応 水性クリヤー」の開発に成功したと発表した。近年、作業者の安全衛生に関する法規制の強化が進む中、関西ペイントでは、作業者の安全と周辺環境に配慮した水性塗料の普及を積極的に推進。ベースコートでは2015年4月に発売した「レタンWBエコEV」が、水性塗料ならではの環境性能に加え、溶剤系塗料感覚の塗りやすさと高い仕上り品質で市場から高く評価されている。同社は今回、溶剤系塗料が主流であるクリヤーコートにて、業界初となる有機則対応の水性クリヤー開発に成功した。有機則対応 水性クリヤーは、関西ペイント独自の特殊樹脂技術により塗膜硬度を制御し、従来では困難だった磨き性と塗膜性能の向上を両立。また、レオロジーコントロール技術・界面制御技術により、水性ベースコート・水性クリヤーコート塗り重ねの課題だった作業性、仕上がり性も大幅に向上させた。開発品は、クリヤーベース、硬化剤、希釈水のいずれも有機則対応を達成。人体および環境面でのリスクを低減させるとともに、溶剤系クリヤーの課題でもあった臭気も大幅に低下させる。関西ペイントでは、開発に成功した有機則対応 水性クリヤーの市場モニターを実施した後、本格展開に向けての準備を進めていく。
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