東京ビッグサイトにて、2017年3月15日から3日間の予定で行われる第8回国際自動車通信技術展、第15回国際オートアフターマーケットに連動して、15日と16日にレスポンス編集部主催のセミナーイベント「飛び出せ!ミライのクルマ!!」が開催されました。講演テーマは15日が「VR2.0とモビリティ」「機械学習とモビリティ」、16日が「自動車販売ビジネスモデル崩壊のカウントダウン」「レベル3自動運転。クルマの究極のHMIとは何か」でした。まだ実験レベルではありますが、本イベントの取り組みとして、当日の講演ビデオと資料を当日会場に行けなかった読者に対して提供いたします。下記のリンクから、簡単なアンケートに答えていただいたのち、PDF資料をお送りするとともにビデオ画面をお知らせいたします。パソコンやタブレット、スマートフォンでもご視聴になれます。16日13時30分から行われた2日目第1部講演はインテル株式会社戦略企画室の野辺継男様に登壇してもらいました。テーマは自動運転が引き起こす自動車産業、ビジネスモデルの変化について。講演タイトルは「自動車販売ビジネスモデル崩壊のカウントダウン。正常進化”レベル3自動運転”の未来とミュータント的”レベル4自動運転”の未来が2030年に激突する」となっています。講演ではインテルのマネージャーらしく、30年以上前からトランジスタ数が指数関数的に増えてきた現実からはじまりました。脱線ですがインテルといえば、mobileyeの買収のニュースがちょうどこの講演の直前。会場からのタイムリーな質問もありました。自動運転の開発の要諦をセンサーフュージョンと人工知能と指摘して、時間軸で自動運転のレベルの進化を予測いたしました。それによると、2025年から2035年の10年間の変化が最も大きく、景色が変わるほどの変化をもたらすだろうと、過去1900年と1913年のニューヨーク、2005年と2013年のバチカンの定点写真を例にあげて、近い将来自動車に起きることを予告いたしました。後半は、もうひとつの変化であるシェアリングエコノミーが売り切り型ビジネスモデルに与える影響を論じました。製造能力を背景に君臨するメーカーに代わって、サービスプロバイダーが産業ピラミッドの頂点に立つ可能性を解説しました。野辺氏の論や解説は、過去からの高度IT化の流れのうえに自動車産業を巻き込んだシナリオが特徴です。45分の時間では足りなかったと会場の誰もが感じたのではないでしょうか。質疑応答含めて約59分間の講演となります。資料とビデオのリンクはこちらから(簡単なアンケートご回答後に表示されます)
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